苦味も「閾値」を使います。
子供の頃は苦いものが嫌いでも、大人になると大丈夫なったりしますよね。
例えばコーヒーとかビールとか。そもそもビールはアルコールの時点で子供は✖︎ですが、苦味だけを考えられるノンアルビールでも子供の多くは美味しくないと感じるでしょう。
人間には先天的に苦味に対する感受性が高いのです。
それは苦いものは「毒」と捉えているからです。
その中で毒でないものを後天的に学習し「美味しい」と感じるようになります。
代表的なものは「カフェイン」ですね。
コーヒーやお茶の苦味成分です。
閾値は0.0007。なかなか低いですよ!
数値の低い方が苦味が強烈です。
カフェインは植物性アルカノイドで基本は「毒」です。
ただ、我々が取るレベルでは人体に影響のあるほどではないんでしょうね。
あと柑橘系に入っている苦味成分は「ナリンギン」といいます。
閾値は0.000025でカフェインより強烈です!
夏みかんや文旦などの爽やかな苦味ですね。あまりナリンギンは入ってないのでしょう。