おおざっぱに言うと
「糖と食物繊維が合わさったもの」
です。
ま、高知大学の受田先生曰く
炭水化物=糖(グルコース)でOKとのことです。うどんは炭水化物の塊といっていい食品ですね。
炭水化物は人間が活動する上で、非常に重要な栄養素です。エネルギーですからね。炭水化物1gには4Kcalのエネルギーがあるとされているので、カロリー計算は簡単です。
で、ここ数年「糖質カット」や「糖質制限」なるダイエットや食事療法をよく耳にします。実は麦屋でも糖質カットされた麺の開発を行っているのです。
しかし、私どもの狙いは「糖質は悪いですよ」とか「糖質を摂らないようにしましょう」といったスタンスではありません。
100%糖質をカットした麺を作ることは、今の麦屋ではできませんし、そこまでしようとも思っていませんが、少し気にされている方に向けての選択肢を広げるといった意味合いで、開発を行っております。
それは麺だけでなく、スープやソースといったものまで含めて、トータルで提供できるようにと考えています。
極力(というか全く)薬品系は使わずに、天然の素材だけで通常のものより数10パーセント糖質をカットできて、それでいて通常の麺と遜色がない美味しさで食べられるのなら、糖質を少し気にしている方にとって喜んでいただけるのではないかと思っています。
さて、少し授業で学んだことを書きますが、炭水化物は字のごとく炭素(C)を多く持った栄養素です。この辺りの説明をしている時の教授の生き生きした表情と、学生である大人たち(僕もその一人です)の、なんだこりゃという表情の対比が実に面白かったですね。
こんな、元素記号だらけの教科書ですからね.
しかし、この呪文のような記号や名前も、ある法則を覚えれば
「あー、やからそういう名前なんや」と納得することになるのです。一部ですが。。。
そして、食品が黒く着色していく現象もこの元素記号で説明していただきました。
名前としては「メイラード反応」と言います。
いわゆる「酸化」なのですが、これは糖がある条件のもとに起こす反応で、リンゴやバナナが黒くなっていく現象もポリフェノールが関係したメイラード反応です。
醤油や味噌が茶色や黒くなっていくのもメイラード反応です。
これは、食品内だけでなく体内でも起こり、糖尿病が進行すると末端が黒くなっていく現象もこれと同じだそうです。
実は、授業時間の関係でこの炭水化物のセクションはかなり駆け足で進んだので、時間のあるときにもっと詳しく聞いてみたいと思います。
なんせ「炭水化物の塊」を製造販売しているんですからね!
そして、次回のBlogではその「炭水化物の塊」だからこそなし得る持久系アスリートへお勧めのうどんの食べ方をご紹介いたします!