食べる意味はなんですか?

みなさん、食べる意味を考えたことはありますか?

先日授業で教授にそう質問されて、改めて考えてみるとなかなか深いものでした。

1、栄養機能

2、感覚機能

3、生体調節機能

ということです。

で、1の栄養機能とはなんぞや!と申しますと、

この栄養がないと欠乏症になり、生きていけない栄養のことです。

例えば、カルシウムやマグネシウムやビタミンCのようなものです。

3の生体調節機能も似たような成分ですが、この分野はあるといいけど欠乏症にはならない成分のことです。

例えばビフィズス菌とかポリフェノールとかです。

2の感覚機能とは、よく言う「味覚」のことで、

味や匂い、食感といった類のものです。

食品を摂る。ということは栄養の側面だけを見れば、別に食べなくても点滴でいいじゃないか!ということにもなりますが、人間が生きていく上では「食べる喜び」も必要なのです。

なので、人は塩だけ食べたり砂糖だけ食べたり、小麦粉だけ食べたりせず、ちゃんと調理して、美味しく食べられるようにしているのです。

トライアスリートをはじめ、持久系スポーツをされている中で「補給」というのは大事なことの一つです。レースの最中の補給は「点滴」に近い形で短時間で高栄養素、高カロリーを摂取したがるののですが、その中でもやはり美味しさや食べやすさ、飲みやすさは大事なんですよね。コーラが無性に飲みたくなる感覚ですね。

そして、日頃の体づくりでは、栄養素もさることながら「食べる喜び」も味わって、人生を豊かに過ごしていきたいものです。