うどん店をはじめ、お昼主体のメニューを主に扱う飲食店さんの多くは、
夜のメニューの単価の高さやお酒の売り上げがある事をうらやましがります。
そこで、夜の営業時間を長くしたり、夜のメニューを充実させたり、お酒のメニューを増やしたりしますが、だいたいのお店は挫折します。
その逆もあり、夜だけ営業している飲食店(居酒屋さんやイタリアン系のお店)では、せっかく店舗を借りているのだから、ランチタイムも営業すれば少しは売り上げになるだろうと考えやってみます。しかしだいたいのお店(個人店が主)で断念します。
単価が安くばからしくなってくるのでしょう。
立地やメニュー構成によって様々ではありますが、総じてうどん店は昼が強いものです。にもかかわらず夜を強くしようとして失敗するケースを多く見て来ています。
小さな飲食店を自ら調理場やホールに立って経営をされている方にとって
「少しでも売り上げを!」
と言う気持ちはすごくわかります。私もその1人でしたから。
しかしそれと同じ位「休む時間」も必要なのです。
ずーっと厨房などにいて働いていると、新しい取り組みや新作メニューの開発、店の事を客観的に見て改善したりする余裕が無くなってきます。
うどん店にかかわらず夜の営業が苦手な飲食店は、「夜をやらない」と言う割り切りも必要です。
そして空いた時間を自店舗の改善や新作メニューの開発、自身のスキルアップやスタッフ教育、お店のPR活動などに使ってみてはいかがでしょうか?
もし可能なのであれば、自家製麺の通販やご近所への配達などをされても良いかもしれませんね。
苦手な事は思い切って辞めてみるのも、現状を打破するきっかけになるかもしれませんよ。