「讃岐うどん」での新規オープンは考えた方がいいかも!?

日本で一番有名なうどんのブランドは「讃岐うどん」です。
これには各地方の有名なうどんに関わる方でも異論はないと思います。
多分一番食べられているうどんも「讃岐うどん系」でしょう。

美味しくて安いですもんね。

 

しかしこれからうどん店を商売として始める方、もしくはうどんの取り扱いを始めるお店からすると、この安さが仇となります。

 

巷には安くて美味しい「讃岐うどん系」のお店があふれていますし、スーパーには冷凍でお手頃な価格の「讃岐うどん」が販売されています。

こう行った状況の中、新たに「讃岐うどん」を名乗ってお店を始めたりメニューに載せたりすると、よほどのクォリティーか理由がないと多くの讃岐うどんと比べられます。

 

「この味でこの価格か〜」
「この価格ならどこどこで食べた方がいいな」
「この味だったら、もっと安く美味しいものが食べられるのに」

 

といった具合です。
しょうがないですよね。
大手チェーン店で300円以内でそれなりの味のものが食べられるんですから。

 

 

そこで、これからうどんを扱おうとする方にオススメなのは
「讃岐うどん以外」

のうどんで勝負することです。

 

特にご自身がうどん職人でない方はなおさらです。

理由はまず「讃岐うどんは儲からない」からです。

 

香川県の老舗や有名店は例外で、それ以外の県で個人で展開する「讃岐うどん系」のお店は、ご自身がうどん職人でない限りほぼ儲けは出ないです。

 

その理由は、次回の記事で紹介します。

うどん店を出店するにあたっての注意点

まずうどんと言う食べ物は、一般的に「安価なもの」とされているという事が前提としてないと失敗します。

それをふまえた上で、創作系のうどんメニューの増すのか、セルフスタイルにするのか、従来型のフルサービス系にするのか、カレーうどんや鍋うどんなどの専門店にするのかを考えます。

 

価格帯で言うと
セルフ < フルサービス系 < 創作系 < カレー系

 

です。

 

味の種類でいくと
醤油ベース(シンプル系) < 醤油ベース(天ぷら系) < 創作&カレーのこってり系

です。

 

これから新規出店でうどんをメインで考える場合、従来型のフルサービス系だと、天ぷらなどのトッピングが充実していないと、なかなか客単価が厳しくなってきます。

 

創作系のうどんとなると、はまった場合は良いのですが、パスタとの差別化をどうするのか、
とかお店の立地やお客様の層と言った問題もありますので、よく考えた価格設定にしないといけません。

 

セルフ系は、大手のチェーン店との違いを打ち出す必要があります。
あまりに安いと利益が出てきませんし、高いとお客様に選ばれる機会が少なくなります。
特に四国で開店をする場合は、うどんに対して相当価格にシビアだという事を頭に入れておかないと、必ず失敗します。

味につきましては、千差万別、地域性もありますので店主が美味しいと思うものを提供されれば良いと思います。
しかしあまりにこだわりすぎても、それがお客様に伝わらない、もしくはそれほど味を左右しない場合があります。

皆様は「プロ」ですので、うどんの価格と相談しながら、その中で出来る限りお客様に満足頂ける味やサービスを提供する事、そしてそれをより長く続ける事こそが使命なのです。

苦手な事は思い切って辞めてみる

うどん店をはじめ、お昼主体のメニューを主に扱う飲食店さんの多くは、
夜のメニューの単価の高さやお酒の売り上げがある事をうらやましがります。

 

そこで、夜の営業時間を長くしたり、夜のメニューを充実させたり、お酒のメニューを増やしたりしますが、だいたいのお店は挫折します。

 

その逆もあり、夜だけ営業している飲食店(居酒屋さんやイタリアン系のお店)では、せっかく店舗を借りているのだから、ランチタイムも営業すれば少しは売り上げになるだろうと考えやってみます。しかしだいたいのお店(個人店が主)で断念します。
単価が安くばからしくなってくるのでしょう。

 

立地やメニュー構成によって様々ではありますが、総じてうどん店は昼が強いものです。
にもかかわらず夜を強くしようとして失敗するケースを多く見て来ています。

 

小さな飲食店を自ら調理場やホールに立って経営をされている方にとって

「少しでも売り上げを!」

と言う気持ちはすごくわかります。私もその1人でしたから。

 

しかしそれと同じ位「休む時間」も必要なのです。

ずーっと厨房などにいて働いていると、新しい取り組みや新作メニューの開発、店の事を客観的に見て改善したりする余裕が無くなってきます。

 

うどん店にかかわらず夜の営業が苦手な飲食店は、「夜をやらない」と言う割り切りも必要です。

そして空いた時間を自店舗の改善や新作メニューの開発、自身のスキルアップやスタッフ教育、お店のPR活動などに使ってみてはいかがでしょうか?

 

もし可能なのであれば、自家製麺の通販やご近所への配達などをされても良いかもしれませんね。

苦手な事は思い切って辞めてみるのも、現状を打破するきっかけになるかもしれませんよ。

田舎の企業はカモにされやすい!?

このところ展示会も多いことから、「もしかしたらお役に立てる情報かも!?」

という思いで書いてみました。

 

僕が起業してまもなくした頃にホームページを活用した取引が盛んになってきました。個人のお客様ともそうですが、企業間取引、僕らの食品業界でいう業務用取引もです。

特にたいした資金力もなく、営業もおらず、広告宣伝費をなかなかかけられない当時の麦屋にとっては、かなり安価に告知できるとあって、非常に有効に使わせていただきました。

 

ただし、そこで様々な詐欺、又は詐欺まがい行為に直面してきたのです。

「商取引系」

「ネットビジネス系」

「ホームページチューニング系」

などです。

 

今回は「商取引系」の中でも「展示会や商談会」での出会いに絞って、体験談も含めた詐欺行為のパターンと、事前察知するポイントをあげたいと思います。

 

「展示商談会」には都市部で開催されるものと、地方公共団体が主催や後援をするもの、大手流通会社が企画するものなどがあると思います。

その中で圧倒的に詐欺(又はまがい)行為が多いのは、都市部で開催される「展示商談会」です。

建前上招待制を取っていたり、入退場に規制があったりしますが、入場者(来場者)の身元を丹念に調べられるわけでもなく、ほぼ自己申告で来場して着ます。

私の経験では、このような商談会での詐欺まがい行為は本当に多く、取引するつもりもないのに「サンプルくれ」「サンプル送れ」はかなりあります。

麦屋でも展示会出展地当初はそのような業者(ここではそう呼びます)にも丁寧にせっせねば!と言う思いから、大体の要望には答えていました。

その中には少し巧妙に「ロット」「価格」「納期」「品質」などを聞いてくる業者もいます。

そして、麦屋のような小さなメーカにとっては結構な量、そしてまあまあいい価格や条件で取引しようとなるわけです。

ただ、この時は「大口の取引でもあるし事前に相手先も知りたい」という事から、相手先事務所に出向き、そこで「ヤバいんじゃないか!?」と危険察知力が働いたおかげで、その後やり取りはフェードアウトすることになります。

ではなぜ「ヤバいんじゃないか!?」と思ったかと申しますと、

1インターネットで検索しても会社ホームページがない

2、住所を検索しても会社らしき存在がない

3、訪問した時の事務所がかなりなお年寄りだけであった

4、事前にサンプルを送ったが、冷凍庫の中は麦屋のサンプルしかなかった(大きな商売をしているとは思えない)

5、商談は事務所前のホテルロビーで行なったが、社長はホテルの株主で「東京に来る際には安く泊まれるから私に言いなさい。何部屋も抑えている」と言っていた。

6、フロントに会計をする時に常連ぶっていたが、フロントの人は「この人誰??初めてやし」って対応だった。

7、もと大手商社マンで世界を飛び回り、当時の大手流通業者の社長連中とはツーツーの仲だと言っていた。

等々、怪しさ満点だったのです。

事前に訪問してよかったパターンですね。

このほかにもありますが、だいたい話が大きい割に

・事務所が小さい

・汚い

・普通のアパート

・事務員がいない

・いても対応が悪い

と言うのは訪問してすぐ分かります。

前述の会社はどう見ても仕事してる年代でないし、雰囲気でもないだろうって方が事務所に数名いましたので、分かりやすかったです。

 

2017年の現在であれば、ほとんどの商社系会社は大なり小なりホームページを持っていると思いますので、検索で掛からない会社は要注意ですね!

 

次回は詐欺まではいかないけど、全く時間と少しのお金の無駄になる商談について書きたいと思います。

うなぎパワー!

土用の丑の日が1週間以上だったというのに、今頃うなぎ記事か!とお思いでしょうが、お許しを。。。

さて、最近トライアスリートというよりはランナー寄りになってきた毛利です。

それはなぜかと申しますと、「四万十川ウルトラマラソン(100km)」に出場する為です。

2年前に初めてのマラソンで四万十ウルトラの100kmを走って、その時の目標は完走でした。一応完走はしたものの、その練習過程とは100kmを目標とされている方たちに申し訳ないほどの内容で、今思うと自分でもあの練習でよく完走したよな、と思う内容でした。

今年は2年前のタイム(13時間40分くらい)を約3時間縮める10時間台を目標としておりますので、2年前のぬるい練習ではいけないのです。

幸い四万十で一緒に練習する仲間もできて、楽しく長距離練習をしております。

そして、先日の日曜日、今シーズンの練習では最長となる50km練を敢行しました!

参加者は私を入れて3名。いや〜一人じゃなくて良かったですよ(^^)

みなさん100kmのタイムでは、全然上を行く方たちです。胸を借りての練習です。

それと、8月7日にした理由の一つには、四万十川で一番有名な沈下橋でもある「岩間の沈下橋」のほとりで「うなぎ祭り」が開催されている!というのも大きな理由です。

50km走った後にうなぎを食べる!!というモティベーションで乗り切ろうとしていたわけです。

参加者の都合もあり、11時までにはうなぎににありつきたいと、朝5時半スタートです。

今回の練習コースは、ウルトラマラソン本番にもある峠克服も兼ねています。

沈下橋を渡り

最大斜度18%の激坂を登り

うなぎ祭りにたどり着きました。

ここで、一応大学で食品のことを科学的に学んでいる身として、

うなぎの栄養素について書きたいと思います。

うなぎの栄養素でまずあげられるのはビタミンAです。

ビタミンAは欠乏症になると「夜盲症」になります。

そして、風邪やウイルスに強い体を作ってくれるという役割もあります。

その他にはビタミンB1です。

ビタミンB1は欠乏症になると脚気になります。肉体疲労も起こってきます。

これは、ビタミンB1がグルコース(糖)の代謝を促進するからで、アスリートにとって積極的に摂りたい栄養素の一つですね。水溶性ですので過剰摂取の心配もありません。心配なのは摂りすぎによるお財布の中身です。

動物性食品では豚肉に多く含まれています。

そして脂肪酸としてDHAやEPAといったオメガ3系の多価不飽和脂肪酸もイワシほどではないですけど含まれています。

このオメガ3系の脂肪酸は悪玉コレステロールの数値を抑制したり、血液の流れを良くしたりする効果があります。

これも嬉しい栄養素ですね。

そして、美容的効果としてうなぎの皮周辺にはコラーゲンも豊富です。

食べた時の触感として「コラーゲン多そう!」という感じですよね。ぷりぷりっとして。

コラーゲンは肌のハリや潤いの他に、血管や粘膜にも作用して老化を抑制してくれます。

ってことで、

50km走った後のご褒美とともにいただきます!

(ちなみに写真の女性は、今回50kmをご一緒したスーパーママさんです。小学校〜大学まで陸上部だった筋金入りの長距離ランナー!後輩にはリオオリンピック代表選手もいるようです。)

四万十ウルトラマラソンは10月16日です。

四万十川を健全な大人たちが駆け抜けます。

応援をよろしくお願いいたします!