ビタミンと聞くと「体にいい」と言うイメージがあると思います。
実際いいのですが、じゃビタミン何がどういいのかをちゃんと教えていただきました。
ビタミンの定義としては
・外部から取り入れないと欠乏症が出る。
・少量でもなくてはならない。
・人体内では作れない。
です。
ビタミンには「脂溶性」と「水溶性」があるということです。
水に溶けないものを「脂溶性」、溶けるものを「水溶性」です。
その溶ける溶けないは、構造式の中に(OH)があるかどうかで、H2Oにうまく溶けるかどうかなんだそうです。
「脂溶性ビタミン」は
ビタミンA (レバー、卵黄、うなぎなど)
ビタミンD (レバー、魚肉、しいたけなど)
ビタミンE (植物油、卵、バターなど)
ビタミンK (納豆、チーズ、ヨーグルトなど)
「水溶性ビタミン」は
ビタミンB1 (穀物胚芽、豚肉、ごまなど)
ビタミンB2 (牛乳、乳製品、卵など)
ビタミンB6 (発酵食品、レバー、肉類など)
ビタミンB12 (レバー、卵黄、魚肉など)
ナイアシン (レバー、豆類など)
パントテン (レバー、牛乳など)
葉酸 (緑黄色野菜、レバー、きのこなど)
ビオチン (レバー、牛乳、卵黄など)
ビタミンC (果物、野菜など)
です。カッコ内は多く含まれている食品です。
こう見るとレバーってビタミンの王様なんですね!
「脂溶性ビタミン」は過剰摂取すると良く無いとされ、
「水溶性ビタミン」は過剰摂取しても体外に出してくれるということです。
よくビタミンCがむちゃくちゃ多く入った飲料がありますが、実は人間はそんなに必要ないと聞いたことがあります。余ったものは放出されるんですね。
では順番に。
ビタミンAは欠乏症になると鳥目(夜盲症)になります。
ビタミンAといわれるものには
レチノールとカロチンが有名です。
レチノールを多く含む食品は「鶏肉(肝臓)」「豚肉(肝臓)」「うなぎ」です。
カロチンを多く含む食品は「煎茶(お茶)」「モロヘイヤ」「にんじん」「わかめ」です。
ただ、火を通すより生の方が圧倒的に多く摂取できるようです。
ビタミンには色が付いているものと付いていないものがありますが、それは構造式の中に
「共役二重結合」という構造が4〜5以上含まれていると色がつくそうです。
ま、この辺は語りだすと1冊の本になるということなので、はしょります。
ビタミンDは欠乏症になると骨に異常をきたすようです。
カルシウムの調整をしたりもするそうなので、やはり骨には影響してくるビタミンのようです。
多く含む食品としては「あんこう(きも)」「いわし」「しいたけ」などです。
このビタミンDは紫外線を浴びることで体内でも作ることができるようなので、ビタミンなのか!?と言う議論もあるようです。
その他授業で習ったこと以外で調べていくと、ビタミンDの欠乏により
糖尿病、動脈硬化、免疫力低下、自閉症、うつ、花粉症の恐れもあるそうです。
確かに自閉症やうつの方は、日光にあったっているイメージがあまり無いですよね。
原因は逆(日光に当たらない→症状が出る)でしょうけど、そう言った因果関係もあるのかもしれません。
トライアスリートなどの持久系アスリートは日光に当たりすぎな感もあるので、紫外線対策の方が重要ですね。
5月にトライアスロン大会に出た時に、トライスーツだったので肩が相当日焼けして、結構大変でした。
ふだん長時間野外にいる時はサイクルジャージとかTシャツとか肩を隠すウェアなどで、日焼け対策も大事だなと痛感したのでした。
と、まずはここまで。
ビタミンも種類が多いので、3回に分けて書きたいと思います。